2014年8月30日土曜日

迷い子猫ちゃん保護 実況レポート・1


昨夜遅く、当ページ管理人宅で迷い猫を保護しました。
当ページは、迷子ペットの情報を掲載することを目的としていますが、
迷子ペットを保護する際など参考にしてもらえるかもしれないので「実況」して行くことを思いつきました。

本日から定期的にアップすると思います。よろしければどうぞお付き合い下さい。

第1日目。
昨晩深夜、知人から目の悪い子猫がいるとの連絡を受け探しに行きました。

非常に痩せていて状態も悪く、母猫らしき猫も見当たらず、外気温も低い中にいましたので、もしかしたらもうダメかもしれない・・・という思いもよぎりつつ自宅へ連れて帰りました。

まずは保温。子猫は体温調節がほとんどできません。かなり体も冷たくなっています。
段ボールに古タオルをいれて子猫を入れます。
ペットボトルに暖かめのお湯を入れてきちんと蓋をすることで湯たんぽの代わりになります。
ヒートマットなどが温まるまでの応急処置としても使えます。

少し落ち着いてきてからミルクをあげました。
幸い、我が家にはミルクが好きな猫がいますので特に用意をせず家にあるものを飲ませました。
ない場合は、ペットミルクはスーパー、ホームセンターでも売っています。
手に入らない場合は、砂糖を溶かしたお湯などを取り急ぎ与えることもできます。
牛乳は猫が消化できないため、与えるのはおすすめしません。
哺乳瓶やスポイトがない場合は脱脂綿などに含ませて口に持っていくだけでも、少しは水分補給になると思います。

この猫ちゃんは目と鼻の炎症がひどく、鼻もふさがっていてうまく飲むことができませんでした。
また、ひどく痩せてますが思ったよりも体は大きく、しっかり歯も生えていますので、キャットフードに切り替えました。

ドライフードをお湯でふやかして与えたところ・・・よほどお腹が空いていたのか、モリモリと食べだしました。

目やにや鼻の周りの炎症がひどいので、湿らせたティッシュ等で拭いてあげましたが、わずかに目が開き、少し鼻が通った程度。

ただ、食欲があれば安心していいかな・・・・と、ここで少しほっとすることができました。
この子はノミはいないようですが、感染する病気の可能性も十分あるので先住の3匹の猫とは別の部屋に段ボールを置いて眠らせました。
翌朝、動物病院に連れて行く予定を立てて、人間たちも床につきました。


【用意したもの】
段ボール
古タオル 
猫用ミルク
キャットフードをお湯でふやかしたもの
お湯を入れたペットボトル(湯たんぽとして)
ペット用ヒートマット
水と食事用の皿(食品の入っていたトレーとか何でもOK。感染する病気の可能性を考慮して先住のペットとは共用しないように)

すべて家にあったものを利用しました。

子猫の保護のチャンスは多くはありません。
寒さ、雨等で簡単に命を落としてしまいます。
できることは、まず保護だと思います。

家にはもう動物がいるから飼えない。賃貸だから飼えない。一生面倒を見れない。いろいろな動物を飼えない理由はあります。

では、一時的な保護は?

我が家にはすでに、同じようにして保護した先住の猫が3匹います。上手に部屋を分ければ、一時的に保護することは可能です。

賃貸でも大家さんに「新しい飼い主が見つかるまでの間」とか期限付きや条件付きで認めてもらった、などという例も多いようです。トライする価値はあるのではないでしょうか?

「一生の面倒・・・」と悩む気持ちは誰でもきっとあるでしょう。「命」を考えた時にその責任の重さに見て見ぬふりをしたくなることもあるでしょう。
でも、「一生の面倒」を考えるのは、明日にでも終わってしまうかもしれないこの子の命をつなぎとめてからでも遅くないのではないかと思うのです。

元気になったら元の飼い主さんを探せます。自分で飼えなくても優しい里親さんをみつけてあげることもできます。

もちろん、全ての覚悟をして保護してもらえる動物は幸運です。でも、動物の保護
今ここですべての覚悟を誰もがしなくてもいいんだということに多くの人が気づけば、悲しい最期を迎える動物は減るのではないかと思っています。

しばらくこのようにこの猫ちゃんの報告したいと思っています。
今後、同じような経験をするかもしれないユーザーさんのためにも、体験談などありましたら、ぜひコメントくださいませ。


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